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今年の初め、F1史上最高のドライバーの1人であり、世界選手権を制覇しなかったものの最も偉大なドライバーと言われるスターリング・モスが、90歳で亡くなった。モスのレースキャリアは多岐にわたるが、所有する時計も同様だった。興味深い一面として、モスはよく時計のベルトを、特別なツインバー ブレスレットにして身に着けていたことが挙げられる。レース中にレザーストラップが油で汚れてしまうことに嫌気がさしていた彼は、交換可能なツインバー ブレスレットを使用することで、クリーニングを容易にしたのだ。
このブレスレットは38年間にわたって数々のレースや重要なイベントで着用され、偉大なドライバーの時計歴の中で重要な部分を占めていた。この品が、イギリスのウォリックシャー州に拠点を置くシルバーストーン オークションのNECクラシックライブ オンラインオークションで、モスの生前の愛用品を紹介する特別セッション "スターリング・モスOBEコレクション "の一部として出品される。
金無垢のブレスレットは、レース中のモスの手首の通気性を考慮してオープンな構造になっており、クラスプにはイニシャルの "S.M."が刻印されている。オンラインカタログでは、ブレスレットは揃いのゴールドのジャガー・ルクルトのメモボックスに装着されているが、他の時計にも同様に装着されていたと思われる。
カタログによると、このブレスレットのメモボックスについて、売り主はモスから次のように言われたという。
「時差ぼけしていたり、レースの合間に仮眠をとりたくなったときに便利でした。問題は、他の車の騒音で聞こえなかったことですが、とにかく良い時計です」。
ロット335の詳細はここで見られる。 カタログの説明文からは、このブレスレットが装着されているジャガー・ルクルトのメモボックスも含まれるのかどうかは、100%明らかではない。私はオークションハウスに確認を取るべく連絡を入れているため、情報が入り次第、この記事を更新する予定だ。
11月13日、14日の2日間にわたって開催される、NECクラシックライブオークションの詳細はこちらまで。
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