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先週末のマイアミGPでランド・ノリス(Lando Norris)選手が1位でフィニッシュしたとき、彼は無冠の歴代最多表彰台数(週末までに15回)のタイトルを塗り替えた。このイギリス人ドライバーは、2021年のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)氏の勝利以来、マクラーレンに初の勝利をもたらした。予想どおり、ノリス氏は待望の勝利を祝うために特別な時計を身につけていた。
ノリス氏は長年リシャール・ミルのアンバサダーであり、超軽量で快適なRM67-02を好んでいる。14本限定のマクラーレン・エディションを着用している姿も確認されている。しかし今回、ノリス氏は自身の競技の枠を出て、クォーツTPT製ケースのRM67-02 ハイジャンプ(もともとは現オリンピック走り高跳びメダリストであるムタズ・エサ・バルシムのためにつくられたモデル)を手にしていた。日曜日のパフォーマンスでノリスとリシャール・ミルは素晴らしい結果を残したが、マイアミGPで見かけたのはこの時計だけではなかった。
エド・シーラン(Ed Sheeran)氏もほかの多くのセレブリティと一緒にマイアミGPに参加していた。彼が身につけていたのは、私たちがよく知るロイヤル オーク、すなわちオーデマ ピゲ ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー “ジョン・メイヤー” クリスタルスカイリミテッドエディションだった。当初オーデマ ピゲは、これらの時計は今年の後半まで納品されないはずだと述べていたため、シーラン氏の時計は現在出回っている2本の時計のうちのひとつかもしれない(もう1本はジョン・メイヤー氏が着用している)。
最後に、ロイヤル オークに関する別の目撃情報として、Netflixの“Greatest Roast of All Time(トム・ブレイディをイジる!)”に注目していた人は、彼自身の手首に何か特別なものを見たかもしれない。ブレイディ氏は長年ブランドアンバサダーを務めたあと、最近は時計のフリーエージェントのような存在となり、“ジョン・プレイヤー・スペシャル”のデイトナ、絵文字デイデイト、そしておそらくユニークピースと思われるパテック 5002R “スカイムーン・トゥールビヨン”、さらにはパテックの3974 パーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーターを着用し、マイアミの祝賀会でフットボールを投げる姿が目撃されている。
ブレイディ氏は自身のNetflix番組で何をつけていたのか? この記事より前には、別のユニークな時計が確認されていたが、今ではセルジオ・アルフォンソ(Sergio Alfonso)氏のInstagramを通じて写真が公開されている。この時計はオーデマ ピゲであり、具体的に付け加えるとサーモンカラーのダイヤルとバゲットダイヤモンドがベゼルにセッティングされたロイヤル オーク オートマティック フライング トゥールビヨンである。これはオーデマ ピゲのカタログに掲載されている、世界限定30本のチタン製サンバースト模様タペストリーダイヤル、Ref.26531TIに似ている。インド数字のバージョンもあるが、今回のものはそれらとは異なり、さらに驚く仕様だ。文字盤には“Tom VII Brady”と記されており、彼の名前はダイヤモンドで、VII(スーパーボウル出場回数)はサファイアで表現されている。ブレイディ氏が、友人たちからひと晩中冗談を言われるのであれば、特別で唯一無二の時計を身につけながらというのも悪くないのではないだろうか。
All photos courtesy Getty Images.