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クイック解説
今年4月にブライトリングがクロノマット 42mmをルーローブレスレットで一新したことを本サイトでもお伝えしました。クロノマットは日本で最大の人気を誇る同社の基幹コレクションで、2009年以来の大型モデルチェンジでした。そして今日ブライトリングは、新たにクロノマット オートマチック 36とクロノマット 32を投入。これは、初めて女性に向けてリリースされたクロノマットコレクションです。
モデル名の通りですが、クロノマット オートマチック 36は自動巻きムーブメントを搭載した36mmのモデルで、クロノマット 32はクォーツムーブメントを搭載した32mmのモデルです。両モデルとも同社のアイコニックなバタフライクラスプ式ルーローブレスレットを組み合わせたモデルで、メンズのラインナップと統一されたデザインとなっています。
クロノマット オートマチック 36は、ステンレススティール、バイカラー、そして18Kレッドゴールド製の3種類のケースで、ベゼルやインデックスにゴールドをあしらったモデルも。文字盤色は、ホワイト、ミッドナイトブルー、ペールグリーン、カッパーいずれかの特殊ラッカーで仕上げられており、全10種類がラインナップされます。
内部には、2万8800振動/時で駆動し、約42時間のパワーリザーブをもったブライトリング キャリバー10を搭載。同ムーブメントは、今年の新作として登場したスーパーオーシャン ヘリテージ'57にも採用されているムーブメント。同モデルでは、日付表示機能が取り除かれていましたが、クロノマット オートマチック 36には6時位置に日付表示を備えています。
価格は、最もベーシックなSSモデルの52万円から18KRGモデルの282万円(全て税抜)。
クロノマット オートマチック 32も、36mmモデル同様に3種類のケースとダイヤモンドセッティングの有無がありますが、文字盤色はホワイトとミッドナイトブルーの2種類。全7ラインナップで展開されます。
内部には、同社が温度補正スーパークォーツ™ムーブメントと呼ぶ、ブライトリング キャリバー 77を搭載。電池寿命は3〜4年で、その精度は、従来のクォーツの10倍。主にブライトリングのプロフェッショナル・コレクションの各モデルに採用されています。同じ温度補正スーパークォーツ™を搭載するモデルで記憶に新しいのは、8月に登場したエンデュランス プロ(同モデルはブライトリング キャリバー82を搭載)があります。
価格は、SSモデルの39万9000円から18KRGケースの222万8000円です(全て税抜)。
ファースト・インプレッション
ブライトリングは、ジョージ・カーンのCEO就任以来、同社のブランドを様々な形で刷新―これまでのラインナップを見直しコレクションを統合、より洗練されたデザインの投入、オンライン限定モデルのリリースなど―してきました。
特筆すべきは、同社の時計をより多くの人が手に取れるようにした動き。今年4月には、35mmの女性向けのナビタイマー オートマチック 35がリリースされ、今回の女性向けのクロノマットの追加はそれに続く形です。特に女性が手に取りやすい機械式時計をリリースする動きは、オーデ マ ピゲのロイヤル オーク 34mmやショパール アルパインイーグルもレディスとは謳っていませんが、41mmと36mmを同時に発表するなどいくつかのブランドにおいて見られるようになりました。性別問わず楽しめるというのは素晴らしいことです。腕時計は男性のためのものではないはずですから。
今回のブライトリング のプレスリリースでは、どちらのサイズも女性向けとされていますが、36mmのクロノマットに関しては、より小ぶりな時計が好きな男性や手首が細身な男性でも着けられるサイジング。デザインに関して、ブライトリングは本当に上手くやったように思います。
ブライトリングがクロノマットのために今年復刻させたルーローブレスレットは、メンズモデルではマスキュリンに感じられましたが、36と32に関してはエレガントな印象を受けます。メンズモデルがクロノグラフであり、レディスモデルが3針であるというのが1つの理由だと思います。クロノグラフのプッシャーや3つのサブダイヤルなどが、ルーローブレスレットと合わさることでツールウォッチ然とさせるのです。
様々なダイヤルカラーとケース素材、ダイヤモンドセッティングなど今回の新作リリースで17もの選択肢が登場しました。個人的にはこれまでのブライトリングではあまり見たことのないペールグリーンのダイヤルがとても素敵だと思いますが、これだけのラインナップがあれば本当に様々なニーズに応えられるでしょう。
基本情報
クロノマット オートマチック 36(Chronomat Automatic36)
型番: ステンレスケース、SSインデックス A10380101A3A1(ホワイト)、 A10380101C1A1(ミッドナイトブルー)、 A10380101L1A1(ペールグリーン)/ SSケース、18Kレッドゴールド製インデックスと針、ダイヤモンドのアワーマーカー A10380101A2A1(ホワイト)/ SSケース × A10380591A1A1(ホワイト)、A10380591L1A1(ペールグリーン)/ SSケース、18KRG製インデックスと針(ホワイト)/ SSケース、18KRG製インデックスと針、ダイヤモンドのアワーマーカー U10380591A1U1(ホワイト)、U10380591K1U1(カッパー)/ 18KRGケース R10380101A1R1(ホワイト)
直径: 36mm
厚さ: 10.01mm
ケース素材: ステンレススティール、または18K レッドゴールド
文字盤色: ホワイト、ミッドナイトブルー、またはペールグリーン
インデックス: バー
夜光: あり
防水性能: 10気圧(100m)
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット、SSとゴールドのコンビブレスレット、またはレッドゴールドブレスレット
クロノマット 32(Chronomat 32)
型番: SSケース、SSインデックス A77310101A2A1(ホワイト)、A77310101C1A1(ミッドナイトブルー)/ SSケース、18Kレッドゴールド製インデックスと針、ダイヤモンドのアワーマーカー A77310101A3A1(ホワイト)/ SSケース、SSインデックスとダイヤモンドのアワーマーカー A77310591A1A1(ホワイト)/ SSケース、18KRG製インデックスと針 U77310101A1U1(ホワイト)/ SSケース、18KRG製インデックスと針、ダイヤモンドのアワーマーカー U77310591A1U1(ホワイト)/ 18KRGケース、18KRG製インデックスと針 R77310101A1R1(ホワイト)
直径: 32mm
厚さ: 8.54mm
ケース素材: ステンレススティール、または18K レッドゴールド
文字盤色: ホワイト、ミッドナイトブルー
インデックス: バー
夜光: あり
防水性能: 10気圧(100m)
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット、SSとゴールドのコンビブレスレット、またはレッドゴールドブレスレット
ムーブメント情報
クロノマット オートマチック 36
キャリバー: ブライトリング キャリバー10
直径: 25.60mm
厚さ: 3.60mm
機能: 時、分、秒、日付
パワーリザーブ: 約42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: COSC公認クロノメーター
クロノマット 32
キャリバー: ブライトリング キャリバー77
直径: 23.30mm
厚さ: 3.22mm
機能: 時、分、秒、日付
電池寿命: 約3〜4年
巻き上げ方式: 温度補正機能付きスーパークォーツ
クロノメーター認定: COSC公認クロノメーター
価格・発売時期
価格: クロノマット オートマチック 36は52万円〜282万円 / クロノマット 32は39万9000円〜222万8000円(全て税抜価格)
販売時期: 2020年10月(18KレッドゴールドケースのR10380101A1R1とR77310101A1R1のみ2021年2月発売予定)
限定: なし
詳細は、ブライトリング公式サイトへ。