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オーデマ ピゲの創業150周年を記念したハウス オブ ワンダーズ展が開幕した。会場は銀座・並木通りに位置し、テーマ別に分けられた2フロアで構成される。本展は2026年4月30日(木)まで開催中だ。
ル・ブラッシュの工房から始まる旅
会場の入口は、1875年にスイスのル・ブラッシュで設立され、現在も本社として使用されている工房を模したゲートだ。大きな窓が印象的な建物をモチーフにした扉の先には、メゾンの歩みをたどる展示エリアが広がる。このゲートを抜けるとメゾンの歩みを紹介するエリアに入れる。
扉を抜けると、黒と緑を基調とした“時のギャラリー”が広がる。ここでは、創業以来家族経営を貫くオーデマ ピゲが大切にする家族や人をテーマに、創業者であるジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲの家系図や、当時の工房に掲げられていた看板、さらにはオーデマ家の家族農場でありメゾン最古の建物があった“シェ・レ・メイラン”の位置が示された地図など、アーカイブ資料のレプリカが展示されている。空間は鏡面仕上げの天井と床により、書棚が無限に続くような印象を与えている。
次のエリア“機械のひみつ”は、ムーブメントの内部に入り込んだような空間デザインが特徴だ。中央の円形カウンターでは、ムーブメントの分解模型やケースの削り出し工程などが展示され、ひとつの時計が完成するまでのプロセスを間近で見ることができる。
2階へ上がると、メゾンの創造力を象徴する“アイデアの旅”が待っている。これは、ジュネーブのVR制作会社ドリームスケープ社とオーデマ ピゲが共同開発した体験型コンテンツだ。幻想的な映像や音の演出のなか、ひとつの時計がアイデアから形になるまでの時間の旅を、数分間で追体験できる構成になっている。
その先にあるのが、展示のハイライトである“デザインの金庫室”だ。重厚な金庫の扉を模したゲートに入ると、ブルーで統一された展示室が現れる。ここには、スイスで保管されている貴重なアーカイブピース15点を含む、常時約50本の時計が集結。ロイヤル オークをはじめとする名作の系譜とディテールの違いが一望でき、過去から現在までのデザイン言語が、実際のタイムピースを通じて感じることができるのだ。
150年にわたる時計づくりの伝統と、未来へ向かう創造性の両輪に触れることができる、まさにメゾンの哲学を体感するイベントである。
オーデマ ピゲ 150周年記念 ハウス オブ ワンダーズ展
- 開催期間 :2025年11月10日(月)~ 2026年4月30日(木)
- 時間: 11:30~19:30 (最終入場18:30)
- 住所: 東京都中央区銀座6-7-12
- 入場料: 無料(予約優先)
- 予約方法: オーデマ ピゲウェブサイト内予約ページより受付中
https://aplb.ch/ginza-house-of-wonders-public
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