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Introducing ショパールから超軽量&高振動のアルパイン イーグル限定版が登場(編集部撮りおろし)

飛び立てそうなぐらい軽いアルパイン イーグルだ。

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我々が知っていること

近年のスポーツウォッチにおけるショパールの傑作のひとつ、アルパイン イーグル ケイデンス 8HFから250本限定のリミテッドエディションが発表された。モデル名は、アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF。素材にはビーズブラスト加工グレード5チタンを採用しており、素材としての新規性のみならず現行のチタン製8HFよりもさらに軽量で、史上もっとも軽いアルパイン イーグルとなっている

Chopard Alpine Eagle wrist
Strap shot
Slanted wrist shot

 全体のシルエットは従来のアルパイン イーグルと変わらないが、今回はケース、リューズ、ベゼルにビーズブラスト加工グレード5チタンを用い、さらにサンドブラスト加工を施すことでマットなアンスラサイトグレーの外観に仕上げている。ビーズブラスト加工に初めて触れる読者のために説明すると、この素材は特殊なチタン合金を極めて高温の炉で焼成することによって製造される。この過程で合金中の金属が電気プラズマ技術、具体的にはマイクロアーク酸化に類する方法(注:プラズマ電解酸化とも)で酸化され、エネルギーを放出させることでチタン表面にセラミックの膜が形成される。これにより、前処理されたチタンよりも大幅に高い耐傷性が得られ、ショパールの技術では1000ビッカースの硬度を実現している。素材全体が酸化ジルコニウムセラミックではないため、従来のセラミックケースに見られるもろさの問題も回避している。

 この“SL(スーパーライト)”の名を冠したアルパイン イーグルは、ムーブメントの地板および受けにまでビーズブラスト加工グレード5チタンを用いている。これは時計業界における初の試みと言えるだろう。搭載されているのは、COSC認定を受けた自動巻きクロノメータームーブメントであるChopard 01.14-C。5万7600振動/時(8Hz)という高振動で駆動し、シリコン製のアンクル、ガンギ車、インパルスピンを備える。また高振動ながらも、パワーリザーブは60時間を確保している。

Chopard Caseback Ceramicized

 ケースからムーブメント、そしてもちろんPVDコーティングが施されたイーグルの虹彩モチーフのダイヤルに至るまで、ピッチブック(ダークグレー)の美学が貫かれている。8HFの代名詞であるオレンジのアクセントもこのリミテッドエディションで再登場しており、プリントされたミニッツトラック、6時位置上に配されたショパールのハイフリークエンシーロゴ、そして鮮やかなセンターセコンド針に至るまで彩りを添えている。ショパールのロゴおよび“8HZ CHRONOMETER ”の文字もオレンジであしらわれており、インデックスは“ピッチブラック”ダイヤルおよびそれに対応するデイトディスクと調和するようブラックアウトされている。ベゼル周囲のブラックアウトされたビスが、わずかなコントラストを加えている。

 アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF(Ref.298600-3028)は、ラバーストラップまたはカーフスキン製ストラップ、そしてビーズブラスト加工グレード5チタン製のピンバックル付きで展開され、価格は376万2000円(税込予価)だ。


我々の考え

ショパールのようなブランドが、高振動ウォッチにおいてこれほどまでにステルス的でインダストリアルなデザインを押し出しているのは実に興味深い。このようなビジュアルや素材を使った実験的なアプローチは、クラシックな時計作りやジュエリーとして知られるショパールにとって自らの大胆な一面を表現する絶好の機会とも言える。

Side of ceramicized Case

 では、このモデルは通常版のアルパイン イーグル 8HF ケイデンスと同じくらい魅力的なのだろうか。正直に言えば、(私自身が通常版のオーナーというバイアスがあるかもしれないが)そうは思わない。やはりチタン製の一体型ブレスレットを備えたアルパイン イーグルのほうが、見た目により力強いコントラストがあり、印象が際立つ。とはいえ、今回のモデルは明らかにADLC加工されたカルティエ サントスやオメガ スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーンのような“ブラックアウト”スタイルを、より時計好きの心をくすぐる技術志向のアプローチで楽しみたいというユーザーをターゲットにしている。チタン製インサートを組み込んだラバーストラップにブレスレットを変更したのは、通常のチタンモデルに価格を近づけるための判断だったと予想する。ただ、もしショパールがビーズブラスト加工グレード5チタンのブレスレットをフルで仕上げていたら、このモデルにとってまさに“仕上げの一手”になったに違いない。とはいえ、今はこの時計を手にできることを素直に楽しみたいと思う。

 今後数日にわたり、Watches and Wondersからさらに多くの情報をお届けする予定だ。本イベントの新作情報は、すべてここでチェックできるのでお見逃しなく。


基本情報

ブランド: ショパール(Chopard)
モデル名: アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF
型番: 298600-3028

直径: 41mm
厚さ: 9.75mm
ケース素材: ビーズブラスト加工グレード5チタン
文字盤色: ピッチブック
インデックス: ブラックニッケル仕上げのアプライドアワーマーカー
夜光: クールグレーのスーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ラバーもしくはカーフスキンストラップ


ムーブメント情報

キャリバー: Chopard 01.14-C
機能: 時・分表示、センターセコンド、デイト表示
直径: 28.8mm
厚さ: 4.95mm
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 5万7600振動/時(8Hz)
石数: 28
クロノメーター認定: COSC認定


価格 & 発売時期

価格: 376万2000円(税込予価)
発売時期: 発売時期未定
限定: 250本限定

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