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我々が知っていること
時計業界には、繰り返し名前が挙がる人物が存在する。アイデアがあふれすぎて収まりきらないタイプの人がいるからだ。ブルガリや、最近ではガガ・ラボラトリオの時計をデザインしたモー・コッポレッタ氏もそのひとりである。彼は主にタトゥーやアートワークで知られているが、ここ最近、時計業界でも急速に存在感を高めている。そして今回、彼がデザインしたのが、才能のある時計師ルカ・ソプラナ氏による新しいムーブメントを収めたケースだ。ソプラナ氏は他ブランド向けのエンジニアリングや自身の名を冠したプロジェクトに加え、デレク・プラットの仕事を受け継いだことでも知られている。
デレク・プラット ルモントワール・デガリテの比較的伝統に則った美学とは大きく異なり、新しいブランドのデスダー(匿名の2名によって設立され、コッポレッタ氏とソプラナ氏がプロジェクトに参加)とそのデビュー作であるD001は、1920〜30年代のティアドロップ型のデザインや、1950〜60年代のイタリアのコーチビルダー(他社が製作したエンジン・シャシーをベースに車体を設計・製作する業者)から着想を得ている。その結果生まれたのは、MB&FのHM4やHM8を彷彿とさせながらも、それをさらに極限まで推し進めたような時計だ。
まず極端なのはそのサイズだ。ケースは46mm×24.8mmで、素材にはグレード5のTi6Al4Vチタンとステンレススティールを採用。ケース上部には大型のサファイアクリスタルが配され、ムーブメントと表示を多角的に眺めることができる。もうひとつの極端さは、内部構造にある。3軸トゥールビヨンが時計を制御し、ジャンピングアワーと回転式のワンダリングミニッツ表示がケース側面に“ドライバーズスタイル”で配置されている。さらに表示部の上部にも窓があり、手首を回転させなくても時刻を確認できる。
本作は印象的なデザインであり、ウォッチメイキング技術と考え抜かれた美意識とが見事に融合している。デジタル表示に加え、ジャンピングアワーとスイープセコンド、GMT機能、さらにパワーリザーブ表示も備えている。ムーブメントは2万1600振動/時で駆動し、パワーリザーブは45時間だ。ケースはサテン仕上げの表面と、ポリッシュ仕上げの面取りが組み合わされており、ケース上部に配されたリューズが流れるようなラインを強調している。同時にその造形は、上部にあるヴァシュロン・コンスタンタン “コルヌ・ド・ヴァッシュ”を思わせるラグとのバランスもとっている。
D001はビスポークのタイムピースとして製造され、1本1本がユニークウォッチとなる予定だ。そのため、ブランドは価格を公開していない。D001は6本の限定生産となる。
我々の考え
実物はまだ見ていないが、とても印象的だ。個人的にはこの厚みが扱いづらく感じられるかもしれないが、ティアドロップ型のデザインを採用し、3軸トゥールビヨン(当然ながらより多くのスペースを必要とする)を搭載しようとすれば、こうなるのだろう。仕上げ(少なくともケース)は素晴らしく見えるし(ムーブメントの仕上げを見るのは難しいが)、時刻を側面からだけでなく、やや標準的な向きでも時刻を読み取れるのも嬉しい。
基本情報
ブランド: デスダー(Desder)
モデル名: D001
直径: 46mm
厚さ: 24.8mm
ケース素材: グレード5のTi6Al4Vチタン、ステンレススティール
文字盤色: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: リザードのストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: DSD_01
機能: ジャンピングアワーとスイープセコンドを備えたデジタル表示、GMT機能、パワーリザーブ、3軸トゥールビヨン
パワーリザーブ: 45時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 63
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: 要問い合わせ
限定: あり、6本限定
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