Introducing 真っ白なオメガ×スウォッチ ムーンスウォッチのミッション トゥ アースフェイズ ムーンシャインゴールドと、雪を被ったスヌーピー（編集部撮り下ろし）

　第5弾となる今回のテーマは、12月の満月“コールドムーン”。雪に覆われた冬景色をイメージし、ケースとベゼル、ストラップをホワイトで統一した。ベースは既存のミッション トゥ アースフェイズと同じく、42mm径のバイオセラミックケースにホワイトオパラインダイヤルを組み合わせたレイアウトだが、濃紺の星空を思わせるアースフェイズとムーンフェイズディスクが、ホワイトとのコントラストでいっそう引き立っている。

　文字盤左側にあるアーチ状の開口部には、月から見た地球の満ち欠けを29.5日の周期で表示するアースフェイズが収まる。地球の海にはブルーに光る夜光が用いられ、暗闇で見ると星空のなかに浮かび上がるよう輝く仕掛けだ。文字盤上では、宇宙服姿のスヌーピーとウッドストックが雪の上に腰を下ろしている。彼らの被るヘルメットに雪が積もっているのも、本作のために加えられた冬仕様の演出だ。

　そして2時位置のムーンフェイズ表示には、ふたつの満月が組み込まれている。どちらもオメガのムーンシャイン™ゴールドでコーティングされているが、片方はクレーターを刻んだ月、もう片方には雪の結晶が細かくレーザー加工されている。なんとこの雪の結晶のデザインは、個体ごとに異なるという。オーナーは自分だけの雪の結晶が手に入れられるというわけだ。

　販売形態もいつもと違う。ムーンスウォッチを取り扱う世界中のSwatchストアで、2025年12月5日（コールドムーンの満月の日）から冬が終わるまでの2026年3月20日（北半球の春分）まで販売されるが、12月6日以降は“スイスで雪が降っている日”にしか店頭に並ばないという。世界のどこに住んでいても、スイスの天気予報をチェックせずにはいられなくなりそうな、雪の日に現れるムーンスウォッチなのだ（なお販売予定の天気予報はスウォッチ公式サイトに掲載されるため、サイトをチェックしてからストアへ足を運んで欲しい）。こちらは5万7200円（税込）で販売される。

　ムーンフェイズの雪の結晶を見た瞬間、冬生まれで由紀という名前の私は、これはもう自分向けだなと勝手に思ってしまった。そういう個人的な引っかかりもあって、このモデルには余計に反応してしまった。

　それに今回の販売期間は1日限定ではない。もちろん“スイスで雪が降る日だけ”という条件はあるものの、チャンスが一度きりではないというだけで気持ちのハードルはかなり下がる。

　もしこの冬、都内のSwatchストアで私を見かけたら、ただスヌーピーを欲しているんだなと思って欲しい。たぶん私は、どんな雪の結晶のデザインが手に入るのかまで勝手に想像しながら、わりと真剣な顔で並んでいるはずである。

ブランド: スウォッチ×オメガ（Swatch × Omega）
モデル名: ミッション トゥ アースフェイズ ムーンシャインゴールド（Mission To Earthphase – Moonshine Gold）
型番: SO33W701L

直径: 42mm
厚さ: 13.75mm
ラグ・トゥ・ラグ: 47.3mm
ケース素材: バイオセラミック
文字盤: ホワイトオパライン
インデックス: 夜光で光るムーンフェイズおよびアースフェイズ、針、インデックス
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ホワイトラバーストラップ

キャリバー: クォーツ
機能: 時・分・秒表示、クロノグラフ、ムーンフェイズ＆アースフェイズ表示

価格: 5万7200円（税込）
発売時期: ムーンスウォッチを取り扱う世界中のSwatchストアにて、2025年12月5日（金）から冬が終わるまでの2026年3月20日（金）まで販売されるが、12月6日以降は“スイスで雪が降っている日”にのみ販売。販売予定日の天気予報はスウォッチ公式サイトに掲載される

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Photographs by Yuki Matsumoto