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Photo Report HODINKEE.jp × Montblanc エクスクルーシブ ナイト in 銀座 2026

スイス・ジュラ地方の小さな村、ヴィルレに構えるミネルバ工房をめぐるトークと、新作のタッチ&フィールを通じて、モンブランのウォッチメイキングの現在地に迫った。

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2026年6月25日(木)の夜、モンブラン銀座本店を舞台に、HODINKEE Japanとモンブランによる3回目のエクスクルーシブイベントが行われた。会場には、モンブランの時計づくりに関心を寄せる読者が集まった。

 この日の中心となったのは、モンブランのウォッチスペシャリストである北澤真吾氏と、HODINKEE Japan編集長関口によるトークセッションである。北澤氏は2026年3月、スイス・ヴィルレにあるミネルバの工房を訪問。そのとき撮影した写真と現地で得た知見をもとに、ヴィルレという土地の空気、工房で働く職人たちの手仕事、そしてモンブランの時計づくりにおけるミネルバの存在について語った。

モンブラン ウォッチスペシャリストの北澤真吾氏(右)、HODINKEE Japan編集長関口(左)。

 トークでは北澤氏が2026年3月に訪れた、スイス・ジュラ地方の小さな村ヴィルレにあるミネルバの工房が紹介された。2026年からミネルバは、モンブラン傘下にありながらメゾン内で独立した事業体として再始動しており、今後はミネルバの名とロゴをより前面に打ち出したモデルも登場していくという。

 もともとアパートだった建物を改装したという工房では、設計、部品製造、仕上げ、組み立て、アーカイブといった機能が各フロアに分かれ、少人数の職人たちによって時計づくりが行われている。基礎パーツはCNCやワイヤー放電加工によって削り出されるが、そこから先の面取りや磨きには、熟練した職人の手が深く入り込む。北澤氏は、木の棒に紙やすりを巻いてブリッジの角を整える工程や、リンドウ科の植物(ジャンシャン)を乾燥させた素材を用いた仕上げなど、ミネルバならではの仕上げ工程を写真とともに解説した。

ジュラ山脈の風景。赤丸で囲われた山並みの一角から、ミネルバの特徴的なブリッジの形状が生まれた。

 なかでも印象的だったのは、ミネルバを象徴するクロノグラフブリッジの話だ。その形状は、ヴィルレの工房から見えるジュラ山脈の風景に着想を得たものだという。工房の窓の外に広がる山並みが、ムーブメントのなかのブリッジへと姿を変える。土地と時計づくりが自然につながっていることを感じさせるエピソードだった。

ミネルバ アンヴェールド クラウンレス。

 トーク後半では2026年の新作についても紹介された。ケース径を39mmへと小径化したミネルバ アンヴェールド シークレット リミテッドエディションは、反転したクロノグラフムーブメントを文字盤側から眺められるモデルだ。今年は18本限定のダイヤモンドセットモデルと、58本限定のモデルが用意される。さらに、リューズを持たないミネルバ アンヴェールド クラウンレスも初披露。このモデルは手巻きの巻き上げと時刻調整をフルーテッドベゼルで行う3針ウォッチで、ケースサイド側に隠されたレバーによってその機能を切り替えるという構造を採用している。

 トークセッションのあとはタッチ&フィールの時間へ。ブリッジの角、針の反射、ケースバック越しの輪列など、ヴィルレの工房で語られた手仕事の話を聞いたあとでは時計の見え方も変わってくる。そのパーツひとつひとつが、ミネルバの時計づくりをより身近に感じさせてくれた。

 それでは、HODINKEE Japanとモンブランによる特別な一夜の様子を、撮り下ろしの写真とともに振り返っていこう。

1858 アイスシー オートマティック デイト。

2026年に登場した、最新スターレガシーコレクション。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ミネルバ ヘリテイジ ピタゴール スモールセコンド ジャパン リミテッドエディション 14。

ヘリテイジ ピタゴールの裏蓋。テンプ受けに東寺五重塔がエングレービングされているのがわかる。

1858 ジオスフェール リミテッドエディション。

同じく1858 ジオスフェールのブルーダイヤル。

タイムウォーカー デイト。

トークショーで話題に上がった、最新のミネルバ アンヴェールド シークレット リミテッドエディションを着用して来場した読者の姿も。

スターレガシー エグゾトゥールビヨンスリム。

参加者が持参した、ミネルバのポケットウォッチコレクション。

この日は、世界限定14本のヘリテイジ ピタゴールが複数本集結した。