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我々が知っていること
1年前、バルチックは当時新しくオープンしたニューヨーク、ロンドン、パリのショールームを記念して、プリズミックコレクションから一連のストーンダイヤルを発売した。そして今、同ブランドは単独ブティックを構え、それを祝してさらに4つのストーンダイヤルを発表する。これらにはダイヤルのオプションとしてはあまり見かけない石がいくつか含まれているが、渦巻くような色彩(特にピータサイトのダイヤル)が混ざり合い、私がこれまで見てきたなかでも最も魅惑的なストーンダイヤルの一部である。
ダイヤルはすべて石の断片を薄く平らに研磨したものであるため、それぞれがわずかに異なって見える。その最良の例がピータサイトのダイヤルであり、バルチックは上記の画像で多様なダイヤルのサンプルを例示している。
それらは青を基調に、茶色、オレンジ、赤、黄色まで、マーブルや渦巻く銀河のような効果を持つ。ブラッドストーンのダイヤルは主に赤と緑、デュモルチェライトは主に青と白、ピンクトルマリン/アルバイトは強烈なバブルガムのような色合いをしている。これらすべてはステンレススティール(ベゼル、ラグ、ケースバック)とグレード5チタンを組み合わせた、直径36mm×厚さ9.2mmのケースに収められている。ラグ幅は20mm、ラグ・トゥ・ラグは44mmだ。
この時計は50時間のパワーリザーブを持つ手巻きムーブメント、ラ・ジュー・ペレ D100を搭載し、両面ドーム型サファイアクリスタル風防とシースルーバックを備えている。価格は多くのモデルでストラップ仕様が1300ユーロ(日本円で約23万5000円)から、ブレスレット仕様が1360ユーロ(日本円で約24万6000円)からとなっているが、ピータサイトはストラップ仕様が1450ユーロ(日本円で約26万2000円)、ブレスレット仕様が1510ユーロ(日本円で約27万3000円)とやや高価だ。
我々の考え
私はドバイウォッチウィークから戻ったばかりだが、現地のコレクターたちの手首を見る限り、ストーンダイヤルは依然として大流行しているといえる。まだ完全に調査できたわけではないが、これまで扱いの難しかったストーンダイヤルを、より多くの顧客に幅広く提供できるようになった新しいサプライヤーが登場したのではないかと思っている。もしそれが真実であれば、我々は感謝すべきであろう。
高級品として扱われてきた素材が、一般の人々にもより広く手に入るようになったのを目の当たりにしたとき、私は即座にこう思う。価格に関係なく、特別なものを身に着けるに値する一般的な時計愛好家にとって、これは素晴らしいことである、と。ラ・ジュー・ペレ製ムーブメント(実質的にはプゾー7001)の仕上げはバルチックがコストを節約している部分ではあるが、同時に、その選択によって比較的手ごろな価格でありながらも見応えのある素晴らしいものを手に入れられるのだ。
基本情報
ブランド: バルチック(Baltic)
モデル名: プリズミック ストーンダイヤル(Prismic Stone Dial)
直径: 36mm
厚さ: 9.2mm(風防含まず7.4mm)
ケース素材: グレード5チタン(ラグ、ケースバック、ベゼルは316Lステンレススティール)
文字盤色: ピータサイト、ピンクトルマリン/アルバイト、ブラッドストーン、またはデュモルチェライトのストーンダイヤル
インデックス: ポリッシュ仕上げの面取りとサテン仕上げを施したドーフィン針、およびアプライドインデックス
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: イタリアンカーフレザーストラップ、またはSS製メッシュブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: ラ・ジュー・ペレ D100
機能: 時・分表示、スモールセコンド
パワーリザーブ: 50時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 18
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: レザーストラップ仕様は1300ユーロ(日本円で約23万5000円、ピータサイトのみ1450ユーロ/日本円で約26万2000円)/ブレスレット仕様は1360ユーロ(日本円で約24万6000円、ピータサイトのみ1510ユーロ/日本円で約27万3000円)
発売: 2025年12月2日より注文開始、配送は2025年12月3日より開始
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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