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我々が知っていること
マーリン M1aは新たなダイバーズウォッチで、直径41mm×厚さ13mmのセミスケルトン化されたステンレススティール(SS)製ケースを備え、200mの防水を誇る。これはラグとミドルケースがわずかにくり抜かれており、ブラックIPコーティングが施されたミドルケースを持つことを意味する。ケース内部にはシースルーバックを通して見える、自動巻きムーブメントのカテナ SA100が収められており、ジュネーブストライプとペルラージュの機械加工があしらわれている。このムーブメントはETA 2824やセリタSW200に対抗するものであり、約36時間のパワーリザーブを持ち、2万8800振動/時(4Hz)で動作する。時計とムーブメントの全スペックはページ下部に記載している。
本作は、夜光を充填したセラミックインサートを備える逆回転防止ベゼルを搭載。シルバーカラーの針とインデックスにもスーパールミノバが充填されている。ミニッツトラックと秒のサブディビジョン(編注;細分化された目盛り)は、ダイヤルの見返しにプリントされたスケールで示されており、ダイヤル中央はポリッシュ仕上げを施したブラックエナメル、そしてブラッシュ仕上げを施したシルバーリングで囲まれている。本作はデプロワイヤントバックル付きの、人工ラバーストラップまたは3連のSS製ブレスレットで提供される。
新作タイメックス アトリエ マーリン M1aの価格はラバーストラップ付きが950ドル(日本円で約14万3000円)、ブレスレット付きが1050ドル(日本円で約15万8000円)だ。詳しくはタイメックス アトリエの公式サイトから。
我々の考え
これはタイメックスにとって興味深い動きだ。この時計はきわめて美しく、特筆すべき点が数多くある。特にポリッシュ仕上げを施したブラックエナメルダイヤルと、セミスケルトン化されたミドルケース(この価格帯ではきわめて珍しい)だ。しかし、これは価格帯を上げる方向への動きでもあり、全体から見ればまだ手ごろな価格帯ではあるものの、その価格はクォーツ式でスイス製ではないタイメックスのハーバーサイドが約140ドル(日本円で約2万円)で販売されているのと比較してみると、その差は明らかだ。マリーン M1aは、ハーバーサイドがロレックスのサブマリーナからインスピレーションを得ているように露骨ではないが、同じような雰囲気を持っている。またパワーリザーブも、この価格帯で私たちが期待する現代的な仕様と比べるとやや物足りない。
誤解しないで欲しい。本作は素晴らしいと思うが、おそらくタイメックスのエントリーレベルのモデルが人気を集めている価値重視の愛好家のあいだでは、大きな成功を収めることはないかもしれない。このモデルには魅力的な要素がすべてそろっているが、愛好家にとっては、前回のジョルジオ・ガリのモデルがまだ一番の選択肢であろう(現在でも入手可能だ)。
基本情報
ブランド: タイメックス アトリエ(Timex Atelier)
モデル名: マリーン M1a(Marine M1a)
型番: TW2Y72500
直径: 41mm
厚さ: 13mm
ケース素材: ステンレススティール、ブラックIPコーティングを施したミドルケース
文字盤色: ブラックエナメルダイヤル
インデックス: シルバープリントとアプライドインデックス
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット、カスタムデザインのSS製デプロワイヤントバックルと自身で調節可能なコマ付き/またはNBRストラップ(合成ゴム)、カスタムデザインのSS製デプロワイヤントバックル付き
ムーブメント情報
キャリバー: カテナ SA 100
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 27.6mm
厚さ: 5.15mm
パワーリザーブ: 36時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 29
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: ラバーストラップ仕様で950ドル(日本円で約14万31000円)、ブレスレット仕様で1050ドル(日本円で約15万8000円)
発売時期: 発売中
限定: なし
詳しくはタイメックス アトリエの公式サイトをご覧ください。
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