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Introducing ブルガリ マタール・ビン・ラヘジ×オクト フィニッシモを発表
ブランドは、エミラティとのコラボレーションがどのようなものになり得るかを再考し、見事な成果を上げた。
我々が知っていること
ブルガリのコラボレーションにおける最新の取り組みは、オクト フィニッシモという空白のキャンバスを利用し、アラブ首長国連邦副大統領兼首相、ドバイ首長であるムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首長殿下の言葉を、美しく文化的で、そして着用可能なアートとして実現させたものだ。直径40mm×厚さ5mmのサンドブラスト仕上げを施したチタンケースには、マクトゥーム首長の「未来は、それを想像し、デザインし、実行できる人々のものとなるでしょう。未来は待たないが、今日をデザインし、構築することはできます」というカリグラフィーがレーザー彫刻されている。
ブルガリが同ブランドのオクト フィニッシモでレーザー彫刻によるケース処理を用いたのは、今回が初めてではない。オクト フィニッシモ タトゥーシリーズを覚えている方もいるだろう。このコンセプトは、機能的な芸術作品として理にかなっている。今回ブルガリはこのコンセプトを1歩前進させ、著名なエミラティのアーティスト、マタール・ビン・ラヘジ（Mattar Bin Lahej）氏と協業した。
彼の作品は、ドバイ未来博物館の外装に目立つように（そして同様に）現れている。ドバイウォッチウィーク前のインタビューで、同ブランドのプロダクト・クリエイション・エグゼクティブ・ディレクターであるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ（Fabrizio Buonamassa Stigliani）氏は、このようなプロジェクトでのコラボレーションは簡単ではないと私に語った。このようなカリグラフィーを物体に施すには特別な許可が必要であり、カリグラフィー自体がアール・マクトゥーム首長殿下の言葉を引用しているという事実によって、さらに複雑さを増している。
マタール・ビン・ラヘジ氏。
マタール・ビン・ラヘジ氏によるデザインのスケッチ。
ドバイウォッチウィーク 2025でブルガリが発表したこの新作は、同ブランドのマイクロローター自動巻きムーブメントであるCal.BVL 138を搭載し、2万1600振動/時で振動、そしてコート・ド・ジュネーブ、面取りなどの仕上げが手作業で施されており、60時間のパワーリザーブを備えている。わずか70本限定で、時計にはアーティストの署名が入ったシースルーバックが採用され、小売価格は2万3000ユーロ（日本円で約415万円）だ。
我々の考え
これはブルガリにとって初めてのドバイに焦点を当てた限定版ではないが（これについては、今後公開される時計のハンズオン記事で取り上げる予定だ）、群を抜いて最高の出来だ。また、私がこれまでに見てきた中東に焦点を当てたリリースのなかでも最高のひとつである。これは実際、私が深く考えてきたことだ。私自身、中東研究の学位を持ち、大学でアラビア語を学んでおり、そのレンズをとおして見るとこれはこの地域の文化と芸術に対する実に思慮深いアプローチであると感じる。価格は高めに思えるが、リミテッドエディションとして、これらの時計すべてがすぐに買い手を見つけることだろう。
基本情報
ブランド: ブルガリ（Bulgari）
モデル名: マタール・ビン・ラヘジ×オクト フィニッシモ（Mattar Bin Lahej x Octo Finissimo）
型番: 104311
直径: 40mm
厚さ: 5mm
ケース素材: サンドブラスト仕上げを施したチタン
文字盤: レーザー彫刻を施したアラビア文字カリグラフィー（ケースへと続く）
インデックス: なし
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: レーザー彫刻を施したサンドブラスト仕上げのチタン
ムーブメント情報
キャリバー: BVL 138
機能: 時・分表示、スモールセコンド
厚さ: 2.23mm
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻きのマイクロローター搭載
振動数: 2万1600振動/時
クロノメーター認定: なし
追加情報: 手作業による装飾
価格＆発売時期
価格: 2万3000ユーロ（日本円で約415万円）
発売: 発売中
限定: あり、70本
詳しくはこちらをご覧ください。
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