Introducing ウニマティック×マッセナ LAB U4S‑T‑SPW モデロ・クワトロ “メテオライトダイヤル”

　ウニマティックがかつて製作した月面着陸50周年記念モデルを踏襲し、本作はSSではなくチタン製ケースを採用、そこにH-140 ブライトホワイトのセラコート仕上げを施している。ケース直径は40mm、セラコート仕上げを施した直径8mmのリューズにはクラウンガードが設けられている。最大の特徴は、ウィドマンシュテッテン構造の模様を持つ本物のメテオライトダイヤルだ。あえてダイヤルには一切の印字を施していない。実際、スーパールミノバ® BG W9のインデックスとNASAのロゴは、厚さ2.8mmのフラットサファイアクリスタル風防に直接プリントされており、浮遊しているような視覚効果を生み出している。針はスケルトン仕様で、秒針の先端には赤いアクセントが入る。ケースの防水性能は300mだ。

　裏蓋には、詳細な隕石比較チャートが刻印されており（これを使う機会が頻繁にあるかどうかはさておき）、その内部にはセリタ SW200-1ムーブメントを搭載。パワーリザーブは38時間だ。ストラップは、チタン製のセラコートバックルが付いたクイックリリース式のツーピースストラップに加え、クールグレーのTPU製ストラップも付属する。限定60本のシリアルナンバー入りで、価格は2500ユーロ（日本円で約43万円）だ。

　正直に言って、この時計は所有して着けてみたいと思わせるものだった。だが、簡単に受け入れられる価格設定ではない。今年初めに発売されたウニマティック×マッセナ LAB U1-SPG “NASA アルテミス”は、セイコー製のNH34Aを搭載し、1295ドル（当時のレートで約19万2000円）だった。タンタンがそのレビューで述べていたように、その価格ですらスペックに対してやや割高に感じられた。今回の新作は2500ユーロ（日本円で約43万円）であり、前作のタイムオンリーモデルに対してほぼ2倍の価格だ。比較のために言うと、ウニマティックが最近リリースした600m防水のダイバーズモデルは、同じセリタ SW200-1を搭載しながらも1500ユーロ（当時のレートで約26万円）で販売されている。つまり、セラコート仕上げとメテオライトダイヤルに対して追加で1000ユーロ（日本円で約17万円）を支払っていることになる。これらがプレミアムな仕様であることは確かだが、ほかのブランドの事例を見れば、メテオライトダイヤルがそれほど大きな価格上昇要因にならないことも明らかである。

ブランド: ウニマティック×マッセナ LAB（Unimatic x Massena LAB）
モデル名: モデロ・クワトロ（Modello Quattro）
型番: U4S-T-SPW

直径: 40mm
ケース素材: 特別なH-140 ブライトホワイトのセラコートコーティングを施したチタン製ケース
文字盤色: 本物のメテオライトダイヤル
インデックス: プリント
夜光: インデックスにスーパールミノバ® BG W9
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: チタン製セラコートバックルが付いた、クイックリリース式ツーピースストラップと、クールグレーのTPUストラップが付属

キャリバー: セリタ製 SW200-1 b
機能: 時・分表示、センターセコンド（ハック機能）
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
クロノメーター認定: なし、日差±12秒以内の精度
追加情報: 裏蓋には詳細な隕石比較チャートが刻まれている

価格: 税抜き2500ユーロ（日本円で約43万円）
発売時期: ジュネーブ・ウォッチ・デイズ 2025限定販売
限定: 限定60本、シリアルナンバー入り

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