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オーデマ ピゲのSIHH (ジュネーブサロン) は大成功といえるものだったが、来場者を魅了したその内容なしでは語れない。いくつかロイヤルオークの新作の中でも最もバランスに優れ、魅力的なのが新しい38mm ロイヤル オーク自動巻きクロノグラフだ。同機はロイヤル オークシリーズの定番モデルで、これまでの魅力を損なうことなく3色展開で一新された。
ロイヤル オークの雰囲気がお好きな方にとっては、新しい38㎜は最高のモデルだと思う。バリエーションは、18KPGケースにプラチナ色の文字盤、SSケースにシルバーグレイの文字盤、もしくはSSケースにブルー×ホワイトのパンダダイヤルの3つがあり、それぞれの持ち味がある。ややスポーティなスタイル、やや控えめなスタイル、あるいはやや...いやかなり押しの強いスタイルという具合だ。
ねじ込み式プッシャーを含めたケースサイズは38㎜。防水性能は50mだ。自動巻きムーブメントを搭載しながらも、ケースの厚さはわずか11mm。全体的にソリッドでよく考え込まれたデザインであり、遊び心に溢れている。以前からラインナップされている41mmモデルは、昨今、飛び抜け大きいというわけではないと思うが、新モデルは超定番の39㎜に近く、私の腕にはよりフィットするサイズである。
さて、3㎜も小さくなった38㎜モデルだが、より大きいロイヤル オーク クロノグラフ(および多くの旧モデル)と同じムーブメントを採用している。フレデリック・ピゲ社のキャリバー1185をベースにしたこのキャリバー2385は、一体型クロノグラフムーブメントであり、振動数3Hzで、40時間のパワーリザーブを持つ。
上記の内容にあまり魅力を感じられずにいる方に申し上げると、これらのロイヤル オークを腕に着ける感覚は特別で、何かが絶妙にハマッたようなのだ。ぜひAPブティックでいくつか試して欲しい。正直、僕も金無垢の5402を実際腕に乗せるまで、その魅力を理解できなかった。特にクロノグラフ好きでもない僕も、クロノ表示が「グランド・タペストリー」ダイヤルにとてもしっくりきているので、これなら日付表示が4時半位置にあっても“ほぼ”気にならないだろう。
グレー×シルバーのバリエは控えめ、ホワイト×シルバーにブルーのバリエはスポーティでとても良いが、何より僕の本命はホワイトの文字盤に無垢なPGのバリエだ。SSモデルは250万円(税抜)、18KPGモデルは550万円(税抜)。クラシックなロイヤル オークの「部分改訂版」に過ぎないこのロイヤル オーク クロノグラフは「Less is more」の一好例である(ピンクゴールドが最高!) 。
詳細はオーデマ ピゲ 公式サイトへ