ADVERTISEMENT
我々が知っていること
今回のジュネーブ・ウォッチ・デイズで発表されたとおり、シチズンは人気のTSUYOSAコレクションを拡充し、この秋に発売予定の新作3モデルを公開した。TSUYOSAという名称は日本語の“強さ”に由来し、このラインはここ数年人気を集めてきたインテグレーテッドブレスレット仕様で、カラフルで高いコストパフォーマンスを誇るシリーズだ。今回の新作にはシチズン製の自動巻きムーブメントが搭載され、60時間のパワーリザーブを実現。さらにブラック、グリーン、ブルーの3色のダイヤルが用意され、それぞれステンレススティール(SS)、ツートーン、ローズゴールドトーンのケースで展開される。
いずれのモデルもスペックは共通で、SS製ケースは直径40mmで厚さ11.7mm。4時位置に収められたリューズ、50mの防水性能、そしてサファイアクリスタル風防を備え、ムーブメントを鑑賞できるシースルーバック仕様だ。バタフライバックル付きのブレスレットはSS製でマルチリンク構造を持ち、ポリッシュとサテン仕上げが施されている。
ダイヤルは同心円状のエングレービング仕上げが施され、アプライドの夜光インデックスと、3時位置に拡大レンズ付きの日付表示が配されている。内部で時を刻むのは、この新作3モデルにおける具体的なアップグレードポイントであるCal.8310。これは自動巻きムーブメントで、2万1600振動/時(3Hz)で駆動し、60時間のパワーリザーブを備える(つまりアクアランドを着けて週末を過ごしたとしても、この時計は動き続けているということだ)。
新作のシチズンコレクション メカニカル TSUYOSAはこの秋に発売予定で、価格はブラックダイヤルを備えたSS製モデルが575ドル(日本円で約8万5000円)、ゴールドトーン仕様の2モデルが625ドル(日本円で約9万2000円)からだ。
我々の考え
ここ数年でTSUYOSAコレクションは拡充を続けており、37mmサイズや、スモールセコンド仕様(こちらも40mm径でパワーリザーブは60時間)、さらに42時間のパワーリザーブを誇る自動巻きのCal.8210を搭載した、直径40mmのスタンダードモデルなど幅広いバリエーションを展開してきた。今回発表されたモデルでは、パワーリザーブを延長した一方でスモールセコンド表示を省略し、よりすっきりとしたクラシカルな外観となっている。これは、シチズンのNH299シリーズに着想を得たオリジナルデザインにより近いスタイルといえる。
きわめてオーソドックスなスタイルに加え、2025年に、名の知れたメーカーから登場する自動巻き時計としては驚くほどリーズナブルな価格設定で、この新作は拡大を続けるTSUYOSAのラインナップにおける“必要な要件を満たした”モデルと感じられるだろう。精度は日差−20秒~+40秒と、秒単位での精度を追い求める層には物足りないかもしれない。しかし幅広い層に訴求する魅力、扱いやすいサイズ感、そしてバランスのとれたプロポーションは、コストパフォーマンスを重視する愛好家に確実に響くはずである。
基本情報
ブランド: シチズン(Citizen)
モデル名: シチズンコレクション メカニカル TSUYOSA
型番: NK0020-55E(ブラックダイヤル)、NK0024-54X(ツートーン)、NK0023-57L(ローズゴールドトーン)
直径: 40mm
厚さ: 11.7mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック、グリーン、ブルー
インデックス: アプライド
夜光: 針とインデックス
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: サテンとポリッシュ仕上げを施したSS製インテグレーテッドブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 8310
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 21石
精度: 日差−20秒〜+40秒
価格&発売期間
価格: ブラックダイヤルを備えたSSモデルは575ドル(日本円で約8万5000円)、ツートーンまたはゴールドトーンモデルは625ドル(日本円で約9万2000円)
発売時期: 2025年秋
限定: なし
詳しくはアメリカの公式サイトをご覧ください。
話題の記事
No Pause. Just Progress GMW-BZ5000で行われた継承と進化
Introducing ゼニス デファイ エクストリーム クロマに新たなふたつの限定モデルが登場
Introducing ヴァシュロン・コンスタンタンが36.5mmの新型トラディショナル・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダーを3本発表