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Introducing 暗闇のなかの灯火を表現した、カシオウォッチ50周年記念カシオトロンの第3弾

黒金のカラーリングをまとい、カシオトロンがリッチに生まれ変わった。

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クイック解説

カシオ計算機株式会社が時計製造の分野に進出してから、今年は50周年にあたる記念すべきタイミングだ。年の初めにカシオとして初の腕時計、カシオトロンが復刻したことを皮切りに、6月にはカシオの6ブランド(カシオトロン、G-SHOCK、オシアナス、エディフィス、プロトレック、Baby-G)を横串にした記念コレクションも発表された。普遍的でありながら常に変化する海と空、未来を照らす光をそれぞれブルーとゴールドで表した“SKY AND SEA”コレクションは高い人気を博し、発表から間もなく全モデルが完売。ますます勢いを増すカシオのアニバーサリーイヤーを後押しするように、10月8日(火)に新たな周年記念コレクションがリリースされる。前回同様にカシオ6ブランドの合同企画であり、“ZERO TO ONE”のコンセプトのもとに暗闇(0)とそのなかに光る灯火(1)をブラックとゴールドの掛け合わせで表現した。このコンセプトは、時代のニーズを的確に捉えながら独自の発想と革新的な技術で実現してきたカシオのものづくり精神を表しており、カシオのこれからの50年を想起させるものとなっている。

 そして、先の2回のカシオトロンを購入できなかったあなた(僕もだが)に朗報だ。今回のZERO TO ONEコレクションには、黒金カラーのカシオトロンがラインナップされた。ケースとブレスレットの全面にブラックIPを施し、フロントビューではベゼルとダイヤル上のロゴにのみあしらわれたゴールドカラーがアクセントとなっている。また、前回のSKY AND SEAコレクションでは3つ折れ式プッシュバックルの中留めに“50th Anniversary”の刻印を施したゴールドのパーツを採用していた。その際、表面から見えない中留めパーツをゴールドとしたのは目立たせたくなかったからだとカシオから聞いたが、本作では12時側のブレスレットの途中のコマにゴールドを落とし込んでいる。これは暗闇(ブラックIP)のなかの灯火をイメージしたとのことで、装着した手首を回すと地平から朝日が昇ってくるようにゴールドのコマが現れるのがおもしろい。

 スペックはそのほかのカシオトロンと変わらない。タフソーラーや標準電波受信機能(マルチバンド6)に加え、ストップウォッチやタイマー、ワールドタイムも備える。アプリ上で各種設定を行えるスマートフォンリンク機能も健在だ。防水性能は5気圧で、7万7000円(税込)で販売される。前コレクションのTRN-50SSから7000円ほどのプレミアムが発生しているが、ケースとブレス全体にIP処理を施していることを考えれば納得だ。

ケースバックには、0から1を生み出し続けてきたカシオのものづくり精神になぞらえて、周年記念ロゴを囲むように0と1が配されている。


ファースト・インプレッション

過去2作のカシオトロンも素晴らしかったが、個人的には今回のリリースを待ってましたと大いに歓迎したい。TRN-50の色調も初期のカシオトロンにオマージュを捧げた復刻の第1弾にふさわしいものだったが、黒金の配色をまとうことでブレス一体型ケースのスタイリッシュさがより強調されているように感じる。ネガ液晶という選択も、ブラックダイヤルに馴染んでおり素晴らしい(その視認性については実機で確認したい)。過去のモデルで主張が強かったフルーテッドパターンのフランジも、ブラックになることでやや控えめになっている。

 僕が特に気に入ったのは、ブラックに対するゴールドの配分だ。黒金は過去にも主にG-SHOCKで多く見られた配色だが、ストリートをターゲットとしていたそれらのモデルに対して、ZERO TO ONEコレクションではあえてポイントを絞ってゴールドを使用。結果としてギラついた印象はなく、高級感が生まれている。

 カシオトロンは間違いなく、カシオ時計製造50周年において象徴的な存在であった。来年以降、カシオトロンが何らかの形でリリースされ続けるかは現段階でまったくの不明だ。過去2モデルがすでに完売状態であることから、このTRN-50ZEがカシオトロンを手にいれる最後のチャンスとなるかもしれない。僕はすでに1度サンプルを試す機会を得ているのだが、ブラックが主体で少々重厚感のあるTRN-50ZEは秋冬のレザーブルゾンやダークトーンのコートなどとも相性がよさそうだし、2月の復刻時からプライス以上の質感を持つと評されていたブレスは着用感もいい。

 なおZERO TO ONEコレクションにおいては、通常ラインでの発表と同時の公開となったG-SHOCK 2100シリーズのフルメタルクロノグラフモデルや、先のコンセプトモデルの技術を引用したオシアナスなど取り上げるべきモデルが揃っている。特にオシアナスについては(完売前に)Hands-Onをしたいと思っているので、期待していて欲しい。

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基本情報

ブランド: カシオ
モデル名: カシオトロン カシオウオッチ50周年記念モデル
型番: TRN-50ZE-1AJR

直径: 39.1mm
厚さ: 12.3mm
ケース素材: SS(ブラックIP)
文字盤色: ブラック
インデックス: STN液晶
夜光: LEDバックライト
防水性能: 5気圧防水
ストラップ/ブレスレット: SS(ブラックIP)
追加情報: モバイルリンク(自動時刻修正、簡単時計設定、ワールドタイム約300都市+オリジナルポイント、タイム&プレイス、リマインダー、携帯電話探索)、ワールドタイム、タフソーラー、電波受信機能、タイマー、ストップウォッチ、アラーム、フルオートカレンダー


価格 & 発売時期

価格: 7万7000円(税込)
限定: 限定あり(本数非公開)

詳細は、こちらをクリック。