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我々が知っていること
もしあなたが私と同じなら、ノスタルジーに浸るのが大好きだろう。時計、クルマ(ランボルギーニ カウンタックはどうだろう?)、音楽(スコーピオンズの『ハリケーン/Rock You Like a Hurricane』)。数々の名作、いや、“名作と呼ぶにはほど遠い”ものでさえ、その多くは1980年代から生まれた。ほかに何が生まれただろうか? “存在自体が危険すぎるほどに素晴らしい”WRCシリーズのグループBだ。このシリーズのために、自動車メーカーは史上最もクレイジーなクルマを送り出すべく競争したが、シリーズが中止されたため、その多くは実際にレースに出ることはなかった。ランボルギーニ カウンタック LP5000SがグループBを走るのを見ることができなかったのはそのためだ(ホモロゲーションに必要な数がなかった)。あるいはRS200 Evo、さらにはフェラーリ 288 GTOでさえも同様である。しかしこの時代から我々が得たのは、ブラックアウトされた時計は決してクールでなくなることはないという確固たる事実だ。アウトドローモとMobil 1は(再び)タッグを組み、その事実を思い出させる。
本作はチタン製の芯部の周りを、ブラックDLCコーティングを施したステンレススチールケースで覆っている。時計のサイズは直径39mm×厚さ9.9mmで、バタフライクラスプ付きの一体型ブレスレットが付属する。ダイヤルは、ヴィンテージのレーシング用タコメーターに着想を得たハイコントラストのブラックだ。針とダイヤルだけでなく、Mobil 1のペガサスロゴに見られる赤のアクセントと、グレーのインナーベゼルに備わるミニッツトラックの赤い部分にも夜光が充填されている。
言及したほかの赤いアクセントに加えて、分針にも赤い先端がある。この統一された美学は、ミヨタの自動巻きムーブメント Cal.9015を搭載した時計の仕上げを特徴付けている。ブランドは詳細を明かしていないが、このムーブメントは一般的に2万2880振動/時で振動し、42時間のパワーリザーブを備えているだこの時計は70本限定で、価格は995ドル(日本円で約15万6500円)、Autodromo.comのみで入手可能だ。
我々の考え
これは、アウトドローモにとって今年を締めくくるクールでレトロなモデルだ。タンタンは、今年の初めに両ブランドで行われた最初のコラボレーションに続き、モノポストの復帰と評価について強く主張した。しかし、こちらのほうが私の好みだ。これはオーシャン 2000のような時刻表示のみのポルシェデザインの時計を少し思い出させるが(それは間違いなくポイントだっただろう)、より自動車的なテーマがある。時計の側面の画像は公称となる9.9mm厚よりもはるかにスリムに見え、価格を考慮すれば、やや低グレードのムーブメントであるにもかかわらず、魅力的な選択肢に感じられる。
基本情報
ブランド: アウトドローモ × Mobil 1(Autodromo×Mobil 1)
モデル名: グループB ペガサス エディション(Group B Pegasus Edition)
直径: 39mm
厚さ: 9.9mm
ケース素材: ステンレススティールで囲み、ブラックDLCコーティングを施したチタン製インナーコア
文字盤色: ブラックのハイコントラスト、ホワイトプリントとレッドプリントが入ったシルバーのインナーベゼル付き
インデックス: プリントと夜光
夜光: 針とインデックス(種類は未記載)
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラックDLCコーティングを施した一体型ブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: ミヨタ 9015
機能: 時・分表示、センターセコンド
パワーリザーブ: 42時間
巻上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万2880振動/時
石数: 24
価格&発売時期
価格: 995ドル(日本円で約15万3700円)
発売: Autodromo.comにて発売中
限定: あり、70本限定
詳しくはこちらをご覧ください。
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