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Introducing グランドセイコー エボリューション9 コレクションからSLGC006 テンタグラフ “岩手山ダイヤル”と、SLGW007 手巻メカニカルハイビート 36000 80 Hours “ネイビーバーチダイヤル”が新登場

グランドセイコーのクロノグラフに新たなバリエーションが加わり、さらにブランド初登場の高振動で手巻きムーブメントを搭載したバリエーションも登場した。

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我々が知っていること

グランドセイコーは既存モデルの新バリエーションを2本、静かに発表した。派手な宣伝もなく、ただウェブサイトに掲載しただけである。どちらも堅実なリリースだが、まずは個人的にとても気に入っているSLGW007から紹介したい。これは昨年のWatches & Wondersで登場したSLGW003以来、初の新バリエーションである。SLGW003がシグネチャーである“ホワイトバーチ(白樺)”ダイヤルを特徴としていたのに対し、今回グランドセイコーは同じ白樺のパターンを採用しながらも、深みのあるネイビートーンを与えることで劇的で新たな表情を見せている。

SLGW007

 この時計には手巻きのCal.9SA4が搭載されており、80時間のパワーリザーブと高振動のテンプを備えている。この価格帯において、最も満足感のある手巻きのクリック感を持つモデルのひとつであり、最初に引かれたのもその点だった。ケースサイズは直径38.6mm、厚さ9.95mmのままだが、ブリリアントハードチタンから新たにステンレススティール(SS)ケースへと変更されている。

SLGW007

 ケース素材についての見解はのちほど述べるが、この時計にはグランドセイコーに期待されるあらゆる仕様と仕上げが備わっている。カウレザーストラップに、ワンプッシュ三つ折れ方式のSS製バックルを組み合わせており、価格は134万2000円(税込)。10月に発売予定だ。

slgw007

 テンタグラフもこれまでにさまざまなダイヤルバリエーションで登場してきたが、今回の新作SLGC006では日本の岩手山に昇る朝日をイメージした意匠を取り入れている。ダイヤルはサンバースト仕上げを施した鮮やかなカッパーピンクカラーで、ブライトチタンケースにはセラミックベゼルを囲む18KPGの外周リング、そして同素材のリューズとプッシュボタンを採用している。

Tentagraph

 こちらも高振動ムーブメントを搭載しており、パワーリザーブは72時間で振動数は3万6000振動/時。ベゼルにはタキメータースケールを備え、ブライトチタン製ブレスレットを組み合わせている。ケース径は43.2mm、厚さ15.4mmと存在感があり、シースルーバック仕様となっている。こちらも発売は10月に予定されており、価格は302万5000 円(税込)だ。

Tentagraph

我々の考え

ここでは主にSLGW007について考えを述べたい。テンタグラフも確かに興味深く目を引く存在ではあるが、サイズと価格は自分の好みにはやや強気すぎる。それはさておき、私はCal.9SA4の大ファンであり、今後グランドセイコーにおいてさまざまなバリエーションで展開されていくと確信している。ネイビーダイヤルを見たとき、思わず胸が高鳴った。SLGW003が登場して以来ずっと欲しいと思ってはいたものの、(まだ)購入には踏み切れていない。白樺ダイヤルには少し迫力に欠ける部分があったのだろうか。あるいはこのネイビーダイヤルを見るまでは、自分が求めていたものに気づかなかっただけなのかもしれない。

 唯一の難点は、この時計がSS製ケースになり、価格が134万2000円となった点だ。とはいえ、現在では152万9000円に値上がりしている昨年登場したSLGW003のエントリープライス(2024年は145万2000円。すべて税込)を考えると、その差はわずかである。理想を言えば、このネイビーダイヤルをブリリアントハードチタンのケースで手に入れたい。軽快な装着感と、ハイポリッシュ仕上げ(それに加えてサテン仕上げも)を兼ね備えるグランドセイコー最高の素材のひとつだからだ。ひとつの時計にすべてを求めることはできないが、夢を見るのは自由である。


基本情報

ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
モデル: SLGC006(クロノグラフ)/SLGW007(手巻き)

直径: 43.2mm(SLGC006)/38.6mm(SLGW007)
厚さ: 15.4mm(SLGC006)/9.95mm(SLGW007)
ケース素材: ブライトチタン、18Kピンクゴールド、セラミック(SLGC006)/ステンレススティール(SLGW007)
文字盤色: サンバースト仕上げを施したピンクゴールド(SLGC006)/ネイビー(SLGW007)
インデックス: アプライド
夜光: あり(詳細は不明/SLGC006)/なし(SLGW007)
防水性能: 100m(SLGC006)/30m(SLGW007)
ストラップ/ブレスレット: ブライトチタン&18KPG製ブレスレット、ワンプッシュ三つ折れ方式のバックル付き(SLGC006)/カウレザー、ワンプッシュ三つ折れ方式のバックル(SLGW007)

Tentagraph Movement

テンタグラフに搭載されるCal.9SC5


ムーブメント情報

キャリバー: 9SC5(SLGC006)/9SA4(SLGW007)
機能: 時・分表示、センターセコンド、クロノグラフ、日付表示(SLGC006)/時・分表示、センターセコンド、裏側にパワーリザーブインジケーター(SLGW007)
パワーリザーブ: 72時間(SLGC006)/80時間(SLGW007)
巻き上げ方式: 自動巻き(SLGC006)/手巻き(SLGW007)
振動数: 両モデルともに3万6000振動/時
石数: 60(SLGC006)/47(SLGW007)
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: SLGC006は302万5000円、SLGW007は134万2000円(すべて税込)
発売時期: 2025年10月に発売開始予定
限定: SLGC006のみ数量限定300本(うち国内200本)

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