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クイック解説
ロレックスが何を発表するかを推測することは、不可能ではないにしても、難しい。しかし、アニバーサリー(特に50周年)の年には、それは少し容易になる。今年ロレックスは、50周年を迎えたエクスプローラーIIのアップデートを2021年新作として発表した。エクスプローラーII Ref. 216570は、そのケイビングのスピリットを維持しつつ、全体的にリフレッシュされている。
ベゼルはサテン仕上げのステンレススティール製で、24時間目盛はブラックで埋め込み式になっている。このスタイルは、1971年に発売された初代エクスプローラーII Ref.1655にさかのぼり、後に16570へと進化した。
ロレックスは、43mmのシードゥエラーや44mmのディープシーなど、頑丈なツールウォッチのために大きなサイズのケースを確保しているため、ケースサイズはこれまでの特徴である42mmのまま。このケースの中には、新しい(この時計にとっては)ムーブメントが搭載されている。
これは、現在GMTマスターIIに搭載されているムーブメントとほぼ同じで、42mmケースに合わせてメインプレートが大きくなっている(この点は、前世代のエクスプローラーIIに搭載されていた3187ムーブメント、つまり3186のバリエーションも同様だった)。このムーブメントには、ロレックスが現在提供できる最高の機能が搭載されている。クロナジーエスケープメント、70時間のパワーリザーブ、パラクロムヒゲゼンマイ、パラフレックス・ショックアブソーバーなどだ。要するに、このムーブメントは、より効率的で、正確で、より頑丈で、巻き上げずともより長く使えるのだ。
ファースト・インプレッション
まず最初に多くの人たちの予想に反してベゼルはセラミック製ではなかった。正直なところこれは良いことだと思う。スティール製のベゼルはエクスプローラー IIのアイデンティティであり、セラミックベゼルを見たいと思う人もいるかも知れないが、それはしっくりこないだろう(スペランカーとしての観点からも問題があるかもしれない)。
この時計を見ると、何も変わっていないと思われるかもしれない。実際、多くの点で、それは変わっていない。ロレックスは直接明言していないが、ケースのプロポーションはかなりスリムになり、ラグも細くなっているように見える。昨年のサブマリーナーでも同じようなことが行われていたため、この変更は驚くべきことではない。
一貫性を保つために、クラシックなマットブラックとポーラーホワイトの文字盤を採用。また、同じサテン仕上げのオイスターブレスレットには、セーフティキャッチ付オイスターロックと、5mm単位での調整が可能なイージーリンク(エクステンション)が採用されている。
前世代では、ロレックスは42mmのケースに収めるために、全く別のムーブメントを作った。今回は、別のキャリバーを作ることなく、既存のCal.3285を収めることに成功している。2018年に「GMTマスター II」に搭載される形で初めて発表された3285は、この時計に70時間という強化されたパワーリザーブを与えた。もちろん、このアップグレードを示すSwissとMadeの間には、小さなロレックスの王冠が配されている。
新生ロレックス エクスプローラーII Ref. 215670は、このコレクションの50年の歴史を祝うにふさわしいモデルであり、目を引く新しさと、いい塩梅の同一性を兼ね備えている。
基本情報
ブランド: ロレックス(Rolex)
モデル名: エクスプローラーII(Explorer II)
型番:226570
直径: 42mm
厚さ: 12.5mm
ケース素材: オイスタースティール
文字盤色: ブラックまたはホワイト
インデックス: アプライドマーカー
夜光: あり、クロマライト
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: サテン仕上げのオイスターブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 3285
機構: 時、分、秒、24時間表示
直径: 28.5mm
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 4Hz
石数: 31
クロノメーター認定: ロレックス高精度クロノメーター(Superlative Chronometer)
価格 & 発売時期
価格: 89万8700円(税込)
限定:なし、通常ライン
詳細は、ロレックス公式かサイトへ。
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