Introducing ヴァシュロン・コンスタンタン トラディショナル・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダーが登場

　新作Ref.6300はケース径42mm、厚さ11.1mmのプラチナ製ケースを採用しており、自社製のCal.2162 QP/270によって駆動する。これは2018年発表のCal.2160をベースに開発されたもので、ペリフェラルローターを備える自動巻きムーブメントだ。ムーブメント自体のサイズは直径32.79mm、厚さ6.55mmと薄型でありながら、72時間のパワーリザーブと30mの防水性能を実現した。裏蓋はシースルー仕様で、ムーブメントの外周に配置されたローターにより、270周年を記念した控えめなエングレービングや、特別な“コート・ユニーク”仕上げのブリッジがよく見えるようになっている。この装飾仕上げは、2021年にヒストリーク 1921で初めて復活したヴィンテージの仕上げを現代的に再現したものだ。

　ダイヤルには、曜日、月、日付を表示するインダイヤルに加え、うるう年表示の小窓も設けられている。6時位置のトゥールビヨンはマルタ十字型のケージに収められ、ひとつだけ配された青ねじが回転によって秒針としての役割も果たしている。ダイヤルカラーはホワイトからシルバーのトーンで、270周年記念の限定モデルのために新たに採用されたハンドギヨシェモチーフが施されており、特別感を引き立てている。このモデルは世界127本の限定製造で、価格は現時点で要問い合わせとなっているが、新たな情報が入り次第お届けする予定だ。

　デザイン面で最も意見が分かれそうなのは、トゥールビヨンをダイヤル側に見せる構成だろう。このアプローチをあえて採らないブランドもあれば、常に採用しているところもある。個人的な印象としては、この手の複雑機構を持つ時計ではダイヤル面をすっきりとまとめ、トゥールビヨンは裏側だけに配したモデルのほうがコレクターからの評価や人気が高いように感じている。おそらく、そうした構成のほうがダイヤル全体のバランスが取りやすいのかもしれない。いずれにせよW&Wにて実物を目にして、実際のルックスや装着感がどうなのか体感できるのを非常に楽しみにしている。

　Watches & Wondersからは、今後も最新情報を続々とお届けする予定だ。すべての新作情報はこのページでチェックして欲しい。

ブランド: ヴァシュロン・コンスタンタン（Vacheron Constantin）
モデル名: トラディショネル・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー（Traditionelle Tourbillion Perpetual Calendar）
型番: 6300/000P-H056

直径: 42mm
厚さ: 11.1mm
ケース素材: プラチナ
文字盤色: 18Kゴールド製ハンドギヨシェ仕上げ、シルバートーン、マルタ十字に着想を得た270周年記念モチーフ入り
インデックス: 18Kゴールド製アプライドインデックス、ドーフィン型の時・分針、18Kゴールド製カウンター針
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ミシシッピアリゲーター（大型スクエアスケール）使用のダークブルーアリゲーターストラップ、同素材ライニング付き、ハンドステッチ仕上げ

キャリバー: 2162 QP/270
機能: Hours, minutes, small seconds at 6 o'clock on the tourbillon; Perpetual calendar (day of the week, date, month, leap-year indication)
直径: 32.79mm
厚さ: 6.55mm
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 1万8000振動/時
石数: 30
クロノメーター認定: なし
追加情報: “コート・ユニーク”仕上げと270周年記念シグネチャー

価格: 要問い合わせ
発売時期: 発売中
限定: 127本限定

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