Introducing ユリス・ナルダンがウルベルクと共同でウル-フリーク（UR-FREAK）を発表

　文字盤はまさに“秩序ある混沌”を体現しているようです。中央には、通常のフリークよりも25％大きいシリコン製オシレーターが配置され、ウルベルクの代名詞ともいえるサテライト式の時表示システムと組み合わせられ、これらすべてが3時間で1回転するカルーセルの上に搭載されています。ケース径は44mmで、サンドブラスト仕上げのチタン製です。ベゼルにはリブ状の装飾が取り入れられており、ウルベルクらしいデザインコードをさりげなく取り入れています。もちろん、フリークらしくリューズは備えていません。時刻調整は回転式のベゼルで行い、6時位置の“UR-FREAK”のサインが入ったロック機構によって固定する仕組みになっています。

　ムーブメントは、ユリス・ナルダンが本モデルのために特別に開発した自社製キャリバー、UN-241を搭載しています。ウル-フリークは、グラインダーシステムによる自動巻き機構を備えていますが、裏蓋を回転させて手動で巻き上げることも可能です。

　ストラップは、バリスティックナイロン風のイエローラバーストラップ、またはブラックのケース一体型ラバーストラップの2種類から選べます。どちらにもチタン製のフォールディングバックルが採用されています。生産本数は100本限定で、価格は1889万8000円（税込）です。

　今回のウルベルクとユリス・ナルダンによるコラボレーションは初めての試みですが、これが最後にならないことを心から願っています。フリークが長年にわたって培ってきた素材とムーブメントの革新、そしてウルベルクの独創的な時刻表示のアプローチ。このふたつが交わることで、まだまだ多くの可能性が広がっているように感じます。次に彼らがどんな作品を生み出すのかを見届けるためにも、再びタッグを組む姿をぜひ見てみたいものです。

ブランド: ユリス・ナルダン×ウルベルク（Ulysse Nardin × Urwerk）
モデル名: ウル-フリーク（UR-FREAK）
型番: 2413-500LE-2A-UR/3B

直径: 44mm
厚さ: 12mm
ケース素材: サンドブラスト加工を施したチタン
文字盤色: 中央にシリコン製オシレーターを備えたオープンダイヤル
インデックス: 回転式のサテライトアワーディスク、右側に分目盛りを配置
夜光: ブリッジ、サテライト表示のポインター、ミニッツマーカーにイエローのスーパールミノバ
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: チタン製フォールディングバックル付きのケース一体型のイエローバリスティック風ラバーストラップ、またはケース一体型のブラックラバーストラップ

キャリバー: UN-241
機能: 時・分表示、サテライト式時表示を備えた3時間で1回転するカルーセル機構
パワーリザーブ: 90時間
巻き上げ方式: グラインダーシステムによる自動巻き、裏蓋での操作による手巻きも可能
振動数: 2万1600振動
石数: 25
クロノメーター認定: なし

価格: 1889万8000円（税込）
発売時期: 発売中
限定: 世界限定100本

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