10月9日(金)から12日(月・祝)にかけて、東京・南青山のP.O.南青山ホールを会場にTokyo Watch Week 2026が開催されました。昨年初めて開催されたこのイベントは、国内外の時計ブランドや独立時計師、そして時計愛好家が一堂に会し、時計を通じた交流を楽しむことができる場として誕生しました。
第2回となる今年のテーマは「橋」。世代を超えて時計文化をつなぎ、日本の時計産業と世界をつなぐ架け橋となることを目指し、国内外から多彩な顔ぶれが集まりました。
書道パフォーマンスで今年のテーマ「橋」を披露する書道家の万美氏。
会場には、ジラール・ペルゴやパルミジャーニ・フルリエといった歴史あるスイスのマニュファクチュールから、ミンやマッセナ LAB、コンスタンチン・チャイキンなどの独立系ブランド、さらにはシチズンやカシオ、オリエントスターといった日本の大手メーカーまで、幅広いブランドが参加。Naoya Hida & Co.をはじめとする日本のインディペンデント系ブランドや、菊野昌宏氏や牧原大造氏といってた日本の独立時計師たちも作品を披露し、時計づくりの多様性を感じさせる展示となりました。
今年も印象的だったのは、作り手と来場者との距離の近さです。普段はなかなか実物に触れる機会のない時計を手に取り、その製作背景や技術について時計師本人から直接話を聞く。あるいは、初めて出会ったコレクター同士が互いの時計を見せ合い、語り合う。会場の至るところで、そんな光景が見られました。
篠原那由他氏(中央)と菊野昌宏氏(右)。
最終日には、日本の独立時計製造や次世代の時計づくりをテーマにしたパネルディスカッションも開催。単に時計を展示するだけでなく、その背景にある技術や思想、そして時計産業の未来について考える機会も設けられました。
時計の作り手、届ける人、そして愛する人。今年のテーマである「橋」を象徴するように、さまざまな立場の人々が時計を通じてつながった4日間。その模様を、会場で撮影した写真とともに振り返ります。
ゼニス G.F.J. “Double Signed” with Naoya Hida & Co.とヴィンテージ ロンジンのクロノグラフ 13ZNをダブルリスティングする来場者。
Naoya Hida & Co.の飛田直哉氏(左)と時計師の藤田耕介氏(右)。
Naoya Hida & Co.の時計が一堂に会したブース。
マサズパスタイムのNayutaブランドから、イエローゴールド製のModel A(左)と、33mmのイエローゴールドケースを備えた新作Model C(右)。
Model Aに搭載される独自設計の自社製ニッケルムーブメント(左)と、プゾー7001をベースに篠原氏が手を加えたModel Cのムーブメント(右)。
マサズパスタイムのオーナー、中島正晴氏(左)と篠原那由他氏(右)。
マサズパスタイムの新作MP1シリーズに加わる、同社初のトゥールビヨンウォッチのプロトタイプ。
トゥールビヨンムーブメントは自社設計だ。
カシオのブースには、オシアナスからG-SHOCKまで、幅広いコレクションが展示された。
G-SHOCK 寿司テーマモデル
ミルコ TYPE-02
フクシマウォッチ オカダ
フクシマウォッチ フタバ
現代美術家の高屋永遠氏とミナセのコラボレーションモデル、 FIVE WINDOWS Mid。悠彩文字盤を備えた一本。
Tokyo Watch Weekにあわせて来日したジャン=マルク・フュルーリー氏。
ジャン=マルク・フュルーリー クロノグラフ FXR-4(左)とクロノグラフ FXR-4 オープンワーク(右)。
ジェブデ・レジェピ ミニット・イネルテ。
クロノトウキョウ 37mm INSEKI '隕石'を着用した海外からの来場者。
ベトナムの新進気鋭の独立系ブランドOan.Gioのジェムセッティングが施されたタンタルケースとクロワゾネダイヤルが備わったユニークピースを着けた来場者。
アンジェラス クロノグラフ タキメーター
オリエントスターの新作の数々。
和紙文字盤を備えたザ・シチズン エコ・ドライブ AQ4100-65X。
ザ・シチズンの初代モデル(左)と新作のAQ4106-00B。
アンディフィーテッド(UNDEFEATED)のエリック・ペン・チェン氏。
彼の手首にあったのはF.P.ジュルヌのクロノメーター・ブルー "ビブロス"。
今年初出展のマレーシア発の独立系ブランド、ミンの57.05コメット。
ミン 57.04 フェニックス
日本初上陸となったマッセナ LAB。ラウル・パジェス氏との共同開発による日本限定モデル「Tokiograph」が、Tokyo Watch Weekで初披露されました。
F.P.ジュルヌ ヤング・タレント・コンペティションを受賞した大野真氏の姿も。
グラン・ソヌリ、プティット・ソヌリ、クォーターリピーター、トゥールビヨンを搭載した冬景色。
グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGA443 春分
中国の新進気鋭の独立系ブランドFam al Hutの創業者のひとりシンエン・ダイ氏。
Fam al Hut x Maison de Revolution メビウス マーク I “ネビュラ”
ドゥベトゥーン パーペチュアル カレンダー
A.ランゲ&ゾーネ ツァイトヴェルク "ルーメン"
I.S.ICASA トゥールビヨン1
ケースサイドのクランクを引き下げることでゼンマイの巻き上げを行うユニークな構造。
ファビアン・ペレ ル エッセンシャル
ファビアン・ペレ氏
パテック フィリップ ノーチラス パーペチュアルカレンダー 5740/1G-001 "ティファニー"ダイヤルとロレックス ル・マン デイトナ。
今年もTokyo Watch Weekに出展した独立時計師の菊野昌宏氏。
手首には、菊野氏が「夏休みの宿題のような時計」と呼ぶ、初のチタン製ウォッチ。チタン3Dプリントの注文サービスでケースを製作し、自ら仕上げを施して完成させたそう。
菊野氏が新たに発明した脱進機を搭載するプロトタイプ。
MB&F LM パーペチュアル EVO
独立時計師、牧原大造氏の花鳥風月。
まだ発表されたばかりのH.モーザー オフ-グリッド。
ウルベルク UR-210のユニークピース。
クワイエットクラブの創業者のふたり。
クワイエットクラブ フェイディング・アワーズ(左)とF.P.ジュルヌのヤング・タレント・コンペティションで優勝した関 法史氏の「球体月齢表示懐中時計」(右)。
フェイディング・アワーズのムーブメント。
Naoya Hida & Co. NH TYPE 3B-1。
アングルズ ディスクワン
パルミジャーニ・フルリエ トリック プティ・セコンド
パルミジャーニ・フルリエ トリック クロノグラフ ラトラパンテ
ヴィンテージのパルミジャーニ・フルリエ トリック メモリータイム。
セイコー クオーツ アストロン
セイコー スペースウオーク(左)とクレドールの初代叡智(右)。
ターシャム・クィッド・ウォッチ・トウキョウ Model R
ターシャム・クィッド・ウォッチ・トウキョウの創業者たち。
今年初出展となるコンスタンチン・チャイキンからゴールデンマスク。
ジン EZM 13.1
コンスタンチン・チャイキン ミニオンズ
ヌーヴェル・クロノメトリー モントレ オーディネール
ロジェ・デュブイ エクスカリバー ザ カブト レガシー
関口陽介 プリムヴェール
段ボールで自作したという時計を拝見。
A.ランゲ&ゾーネ グランド・ランゲ1 Ref. 115.031
ロレックス オイスターパーペチュアル デイト
パテック フィリップ Ref. 1463 タスティ・トンディ
地下フロアでは、ヒコ・みづのジュエリーカレッジによる時計作品の展示も行われました。古時計愛好家として「わったん」の活動名で時計づくりを行う同氏のからくり時計「Hourglass」ルモントワール ホールクロック(左)と、板垣有哉氏による機械式自動演奏オルガン時計「Organum Temporis」(右)。
8時間をかけて彫金を施したシルバー製ダイヤルを備える、佐藤亮祐氏によるケレス。
アーティストのクワイ華氏がてがけるアートブランド、UNDULATIONの作品や時計ケースも展示された。
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